トータルIQ700の天才チームが、最新テクノロジーと頭脳を駆使して難事件に挑む!
全米が夢中の痛快犯罪捜査エンターテイメント、最新シーズン 日本上陸!
全米ネットワークCBSで2014年9月から放送を開始し、現在も高視聴率ヒットを記録している人気ドラマ「SCORPION/スコーピオン」。IQ197の頭脳を持つ天才、凄腕の行動心理学者、機械工学の天才、天才数学者の4人組とアメリカ合衆国国土安全保障省のベテラン捜査官、そして対人能力に乏しい天才4人組の渉外係を引き受けたシングル・マザーらで構成される天才集団チーム“スコーピオン”。解決不可能に思える様々な難事件に、最新テクノロジーと頭脳を駆使して挑む彼らの活躍を描いた話題の最新犯罪捜査ミステリーだ。
CBSにて2014-2015年シーズンの新作として放送された本作は、9月22日の初回エピソードで1389万人の視聴者数を記録。その後、録画して見た視聴者、5日後の再放映分を見た視聴者、そしてインターネットを通したストリーミングで見た視聴者を加えた結果、初回エピソードを見た視聴者数の合計は当初の2倍近い2615万人を記録し話題に。その後も「SCORPION/スコーピオン」は高い視聴者数を維持してヒットを記録し、2014年10月には、2014年秋シーズンにスタートしたドラマの中でもいち早くシーズン1・フルシーズン放送が決定。全米で多くの注目を集めた。シーズン2以降も引き続き安定した視聴率をキープし、最近ではシーズン3の放送終了前にシーズン4の継続が決定。人気ドラマの仲間入りを果たしている。
ハッキングだけにとどまらず広い分野で天才的な能力を発揮するウォルター、人間の行動心理を読むことにかけては天才的なトビー、メカの天才ハッピー、人間計算機的な知能を持つ天才数学者シルヴェスターの「トータルIQ700」の4人組と、彼らを頼もしくサポートする若き母親ペイジとその息子で天才児のラルフ、そして堅物ながら男気では誰にも負けない国土安全保障省の捜査官ガロ。
数々の難事件に挑む彼らチーム“スコーピオン”の活躍を描く本作は、軽快なテンポで展開するストーリーとスリリングなアクション・シーンが見どころ。自分の専門分野では超人的な才能を発揮する天才4人組だが、社会性は限りなくゼロに近い。そんなオタクな彼らが、社会常識をわきまえたペイジやガロに導かれながら、数々の事件を解決していく過程で人間的にも成長していく。そんな人間ドラマが楽しめるのも本作の魅力だ。
キャストには、エリス・ガベル、エディ・ケイ・トーマス、ジェイディン・ウォン、アリ・スティダムといったフレッシュな顔ぶれの新進俳優陣を起用。また、チームのまとめ役のシングル・マザーには「アメリカン・アイドル」や「SMASH/スマッシュ」でブレイクした歌手/女優のキャサリン・マクフィー、国土安全保障省の捜査官に映画『ターミネーター2』で知られるベテラン俳優のロバート・パトリックが扮している。またエリス・ガベル演じる主人公ウォルター・オブライエンの日本語吹替えキャストには、「涼宮ハルヒの憂鬱」「ジョジョの奇妙な冒険」などアニメの話題作で主演を務め、非常に人気の高い声優・杉田智和を起用し、日本でも海外ドラマやアニメファンらを中心に多くの話題を集めている。
「SCORPION/スコーピオン」の大きな魅力の1つは、放っておけば1日中引きこもって自分の得意分野に没頭しているようなタイプの天才たちが、FBIの辣腕エージェントや警察のSWATチームばりに身体を張って活躍する点にある。
そんなドラマにふさわしく、第1話の監督は劇場版『スター・トレック』の次回作にも抜擢された、『ワイルド・スピード』シリーズのジャスティン・リンが担当している。その第1話では、アメリカ合衆国国土安全保障省に協力することになったスコーピオンのメンバーたちは、いきなり、墜落の危機に瀕した旅客機を救うという大任をまかされる。それに続くエピソードでも、突拍子もない難事件が起き、いろいろな難題が持ち上がってくるが、最後には天才であるメンバーたちの才能がいかんなく発揮されて無事解決する、というパターンが踏襲される。
アメリカでの「SCORPION/スコーピオン」の放送日は毎週月曜日。週の初めの日の夜、リラックスして楽しめる娯楽に徹したドラマ、
それが「SCORPION/スコーピオン」なのだ。
BBCの人気ドラマ「SHERLOCK シャーロック」で、シャーロック・ホームズが唯一惚れた女性として登場するアイリーン・アドラーが「Brainy is the new sexy.(知性は新しいセクシーなのよ。)」という名台詞を残しているが、まさに最近の人気番組のヒーローたちには、魅力的な天才が実に多い。
ホームズがニューヨークで活躍するという設定の「エレメンタリー ホームズ & ワトソン in NY」や、IQ187のドクター・スペンサー・リードが常に重要な役割を担う「クリミナル・マインド」、そしてシェルドンをはじめとする登場人物のほとんどが博士号の肩書きを持つという「ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則」など、それまでは体育会系のヒーローの陰に隠れていたようなギーク系にスポットライトを当てた番組の人気が急速に高まっている。
「SCORPION /スコーピオン」の天才集団もまさにそのような新しいタイプのヒーローであり、ドラマとしての魅力をさらに高めているのは、天才であることの悩みをきちんと描いている点だろう。天才たちは、世の中においては圧倒的なマイノリティであり、往々にして周囲から正しく理解されていないことが多い。ペイジの息子ラルフは、スコーピオンのメンバーたちのような天才ながら、ほかの子供たちとあまりにかけ離れているその頭脳力が災いして周囲に誤解されたりするが、そのようなことは往々にあるそうだ。世間から理解されないままになりがちな天才たちは、世間一般と比べても20%ほど失業率が高く、薬物・アルコール依存症になったり、自殺する割合も高いといい、つらい人生をおくることも珍しくないという。だからこそ、そのような天才たちが集まったスコーピオンは家族のような強い結束力を発揮するのだろう。
「SCORPION/スコーピオン」が放送開始後すぐに人気ドラマとなった理由の一つに挙げられるのが、スコーピオン・チームの絶妙なメンバー構成だ。
ハッキングだけに留まらず広い分野で天才的な能力を発揮するウォルターをリーダーに、凄腕の行動心理学者のトビー、天才数学者のシルヴェスター、機械工学の天才ハッピーといった天才集団に加え、概して人付き合いが苦手な天才たちのために外部の人間とのコミュニケーションを担当する“一般人”のペイジ、そして、天才集団の“ハンドラー”的役割を務める国土安全保障省の特別捜査官ガロと、持ち込まれる事件の捜査をカバーできる守備範囲の広い人材を揃えてある。
しかし、初回の第1話から視聴者の心を掴んだのは、キャラクターたちの天才的な能力だけではない。トビーは行動分析能力をギャンブルに利用した結果、ギャンブル中毒の過去があり、シルヴェスターは様々な強迫性障害に悩んでいるし、ハッピーは幼い頃、生みの親と生き別れたことで人間不信気味。リーダーのウォルターも、ティーンの頃、自分の能力が大量殺戮の武器製造に利用されたことがトラウマになっている。天才の裏にはそのような人間的な弱さが潜んでおり、その弱さを克服していこうとするプロセスも描かれていて、広く視聴者の共感を呼んでいるのである。
人間関係にはめっぽう不器用な天才たちゆえ、チーム・スコーピオンのメンバーたちは全員、恋人無し。それでも、どうやら互いに仲間以上の感情を持っていそうな雰囲気なのは、ウォルターとペイジ。恋愛の仕方はもちろん女性の扱い方すら知らないウォルターはペイジに口説き文句の1つも言えるわけはなく、一方、シングル・マザーのペイジは、自分と息子のラルフに未練あり!?の元夫の存在ゆえ、自由気ままにウォルターに恋愛感情を持てない立場。だから、2人の不完全燃焼的な恋愛感情には観ている側がヤキモキさせられてしまう。
逆に相手に自分の気持ちをハッキリ伝えているのにつれなくされっぱなしなのは、ハッピーに惚れているトビー。常に強がってガードを固くしているハッピーには、行動分析能力も歯が立たない!?
「SCORPION/スコーピオン」では、危機一髪のアクション・シーンにハラハラドキドキさせられると共に、スコーピオンのメンバーたちの一筋縄ではいかない恋路を焦れったく見守るという楽しみ(?)も味わえる。
結成されるやいなやその有能ぶりが広く知られるようになり、ありとあらゆる難事件の解決を頼まれるスコーピオンだが、シーズン2でも多方面での活躍ぶりは健在。核兵器の脅威に立ち向かったかと思えば、刑務所に潜入し潜水艦にも乗船する。暴走する地下鉄に乗り合わせたり、自然災害から町を救うことも。活躍の場もアメリカ国内にとどまらず、キューバ、カザフスタン、果ては南極やアフリカまでと国境を越えることも多く、ますますダイナミックになったアドベンチャーが展開する。
シーズン1の最後では、自分の怒りと苛立ちにまかせて車を暴走させ、危うく命を落としかけたウォルター。そんな彼がついに、アインシュタインさえ凌ぐIQを持ちながらも人との付き合い方の能力は限りなくゼロに近いという自分の欠点を自覚する。こうしてウォルターは、ペイジのアドバイスを受け入れ、無謀運転の罰として課された社会奉仕活動を通じて知り合ったレイとの付き合いなどを通して徐々に社会性を学んでいくことになる。同じく恋人のいないガロと一緒にお見合いパーティーに参加したりと、少しでも対人スキルを向上させようと不器用に頑張ってみるウォルターの奮闘・努力ぶりは見ていて微笑ましいものがある。また、姉メーガンの多発性硬化症が進行しているという事実に向き合わざるを得なくなった時、理性でしか物事を考えないと信じていた自分が感情に押し流されそうになっていることに気づくなど、ウォルターの人間としての成長ぶりにも大いに注目したい。
シーズン1で展開した天才たちの恋の物語は、シーズン2でも引き続き見どころの一つ。相変わらず互いに惹かれあっていることが周囲にもバレバレなウォルターとペイジだが、ウォルターは自分の感情知能EQが限りなくゼロに近いことを自覚し始める一方で、彼らは程良い距離を保った“仲間以上、恋人未満”という安定した関係を続ける!? また、片思いのハッピーになかなか振り向いてもらえないトビーだが、さらに心配なことにハッピーには最近どうもデートの相手がいるらしい。行動心理学のエキスパートのトビーがあからさまに恋のライバルの出現にヤキモキしているところにはニヤリとさせられる。天才たちの恋路で最も進展があるのはシルヴェスターとウォルターの姉メーガンの仲だが、その背景にはメーガンの多発性硬化症の進行という事実があるゆえ、二人を応援するファンも手放しでは喜べない……。天才たちそれぞれの恋路の展開にも注目!
シーズン2には、スコーピオンが新たに出会うキャラクターたちも続々登場する。まず、新たにスコーピオンとアメリカ合衆国政府との調整役を務めることになるアドリアナ・モリナ。国土安全保障省の有能な女性長官モリナを演じるのは、「LAW & ORDER」で検事補コニー・ルビローサを演じたアラナ・デ・ラ・ガーザ。また、人気コメディ「そりゃないぜ!? フレイジャー」のロズ役で知られるペリ・ギルピン扮する副長官キャサリン・クーパーに加え、スコーピオンに絡む新キャラクターとして登場するのはレイ・スピーワック。TV「エイリアス」などでおなじみのケヴィン・ワイズマン演じるレイは、ウォルターが無謀運転の罰として課された社会奉仕活動中に出会うユニークな人物である。ウォルターを相手にマイペースなお喋りを繰り広げるユルさが持ち味のキャラクターだが、意外なところでスコーピオンの仕事を手伝ったりする場面も。ちなみに、ペイジの息子ラルフもスコーピオンの使命がまっとうされるか否かの重要な場面でチームのピンチを救う役割を果たすエピソードが増え、その活躍ぶりが楽しめる。
解決不可能に思える難事件も持ち前の知恵と知識で見事に解決することで知られるスコーピオンだが、シーズン3では、そんな無敵に見える天才たちにも人並みに弱点があり、それが時として問題解決の障害になりかねないというシチュエーションが頻繁に描かれる。リーダーのウォルターは、出会って以来ずっと密かに想いを寄せていたペイジが、シーズン2の終盤でスコーピオンの仲間入りをした国土安全保障省の見習い、ティムと付き合い始めたことが気になって仕方がない。“EQ"(感情IQ)が低いウォルターは、自分自身の嫉妬心との向き合い方もわからず、仕事に悪影響が出てしまう。強迫神経症で潔癖症のシルヴェスターの場合は、ばい菌、動物、乗り物、未開の地などといった恐怖の対象に直面すると途端に尻込みしてしまい、他のメンバーが説得に手を焼く場面も。スコーピオンの天才たちが、困難な局面を打開していくだけでなく、個人的な悩みや恐怖をも乗り越えていく過程もシーズン3の大きな見どころとなっている。
詐欺罪で繰り返し刑務所を出たり入ったりした挙句、自分を見捨てて出て行った母親には苦々しい思いしか抱いていないというペイジだが、そのペイジの母親ヴェロニカがシーズン3に登場する。久しぶりに会う娘ペイジにはもちろん、初めて会う孫のラルフにも愛情を振りまこうとするヴェロニカに対し、過去の関係が複雑なだけに母親とは距離を置こうとするペイジ。愛憎入り混じる娘との微妙な関係に悩む母親ヴェロニカを演じるのは映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でマイケル・J・フォックス演じるマーフィの母親ロレインを演じて有名になったリー・トンプソン。コメディエンヌとしての才能を活かして、どこか憎めない詐欺師の母親を好演している。
“職場恋愛”に反対するウォルターから交際禁止を言い渡されたこともあったが、今ではすっかりスコーピオンで唯一の“公認カップル”となったトビーとハッピー。互いに揶揄しじゃれ合う仲の良い2人だが、シーズン2の最終話ではなんとハッピーが秘密裏に結婚していたことが判明。トビーは大ショックを受けるという展開で終わっただけに、その後の2人の恋の行方が気になるところ。今回シーズン3では、ハッピーの結婚相手が判明するだけでなく、ちょっとしたサプライズや天才カップルならではのエピソードも満載。“クインティス”(=ハッピー・クイン+トビー・カーティス)ファンが楽しめること間違いなし!?
ウォルター&ペイジ、トビー&ハッピー、それにシルヴェスター&メーガンと、これまでスコーピオンの天才たち全員が恋の花を咲かせてきた一方で、バツイチの国土安全保障省エージェントのケイブだけは女っ気の無い硬派なスタンスを通してきたが、シーズン3では、そんなケイブにもついに出会いが訪れる。その相手役を演じるのは、TV「24」のミシェル・デスラー役でブレイクし、「エレメンタリーホームズ& ワトソン in NY」や「NCIS ネイビー犯罪捜査班」など多数の人気ドラマにゲスト出演しているレイコ・エイルスワース。恋愛には不器用なケイブを優しくリードするアリーに扮する。普段は豊富な人生経験に根ざした知恵と見識で、頭は良いが人間的には未熟な天才集団スコーピオンのメンバーたちのまとめ役を務めるケイブが、慣れない恋愛ゲームにオロオロする様子に萌えるファンが続出するかも!?
原題 | SCORPION/スコーピオン SCORPION |
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データ | 2014年~現在米CBSにて放送中/アメリカ/二カ国語&字幕/60分/HD作品 |
製作総指揮 | スクーター・ブラウン、ヘザー・カディン、ジャスティン・リン |
出演 |
エリス・ガベル ロバート・パトリック キャサリン・マクフィー エディ・ケイ・トーマス ジェイディン・ウォン アリ・スティダム ライリー・B・スミス スコット・ポーター |
あらすじ | |
企画・原案 | ニック・サントーラ |
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